アクティオホールディングスが三信建設工業を完全子会社化するためのTOBを実施することを決定した。TOB成立後、三信建設は上場廃止となる。買付価格は1株あたり670円で、買付期間は2018年6月26日~8月7日。アクティオホールディングスは、アクティオの業容拡大にとどまらず、機械レンタルを軸に周辺業態を含めたバリューチェーンの拡大を打ち出しており、三信建設を取り込むことにより、シナジー(相乗効果)創出につなげる。M&Aアドバイザーとしては、アクティオホールディングスが業容拡大に向けた戦略的なM&Aを進めていることが伺え、今後も注目が必要である。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。