アイカ工業は、中国の無水マレイン酸メーカーである南京鐘騰化工有限公司の全株式を約13億2900万円で取得し、子会社化することを決定した。取得予定日は2019年8月下旬で、アイカ工業は既に中国子会社のダイネア南京社を通じて南京鐘騰化工を子会社化する予定である。南京鐘騰化工は、約6万3000平方メートルの土地使用権と化学品製造設備を持っているが、現在は生産活動を停止している。アイカ工業は、この買収により、ダイネア南京社の建築用と産業用の接着剤・樹脂事業の製造能力を増強することを目的としている。
【M&Aアドバイザーのコメント】
アイカ工業の南京鐘騰化工有限公司の買収は、同社の中国市場における事業拡大戦略の一環である。この買収により、同社はダイネア南京社の事業を強化し、中国市場における競争力を高めることができる。また、南京鐘騰化工の化学品製造設備を活用することで、同社は新たな事
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。