アイカ工業は日本政策投資銀行と共同で、米ウィルソナート傘下のアジア4カ所にある現地事業会社の全株式を取得し、子会社化することを発表した。これにより、アジア・オセアニア地域で新たな生産拠点や販売網を獲得し、海外における建装事業の拡大を目指す。取得価額は約162億円で、取得予定日は2019年12月中。M&Aアドバイザーとしては、アイカ工業の海外進出戦略において、今回のM&Aが重要な一歩となると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。