ぐるなびは、法人向けフードデリバリー事業を5億5000万円でインターネット関連のOMOTENASHIに譲渡することを決定した。これにより、ぐるなびは飲食店販促支援事業に経営資源を集中することができる。譲渡予定日は2020年1月1日で、譲渡するのは会議用弁当の注文などを手配する事業である。OMOTENASHIは、宅配弁当・ケータリングサイト「ごちクル」などを運営するスターフェスティバルの全額出資子会社である。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:ぐるなびは、中核事業に経営資源を集中することで、より効率的な事業運営を目指している。一方で、OMOTENASHIは、飲食業界におけるさまざまなサービスを提供することで、市場拡大を目指している。このような動きは、業界全体においてM&Aの活発化を促すことが予想される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。