NTTによるLux e-shelter 1 S.a.r.lの子会社化について

NTTは、傘下のNTTコミュニケーションズ(東京都千代田区)がドイツを中心にデータセンターサービス事業を手がけるルクセンブルクのLux e-shelter 1 S.a.r.lの株式86.7%を取得し、子会社化すると発表しました。これにより、NTTコムの欧州におけるデータセンターのサーバールーム面積は、これまでの4都市約1万9500平方メートルから9都市約9万2000平方メートルへと大幅に拡大します。欧州で第3位の規模のデータセンター提供力を有することとなります。

取得価額・取得予定日について

取得価額、取得予定日は非公表とのことです。今後の発表や公表情報に注目していく必要があります。

NTTコミュニケーションズの狙い

今回の子会社化により欧州での事業基盤を一層強化することで、多様化するクラウドサービスの需要拡大や企業のデジタルトランスフォーメーションへの対応に貢献していく考えとみられます。また、欧州トップクラスのデータセンターネットワークを形成することで、NTTコムがグローバルでのイノベーションをさらに推進していくことが期待されます。

データセンター事業の将来性

世界的にクラウドサービスやデータを扱う需要の高まりを受け、データセンター事業は今後も拡大が予想されます。特に欧州地域では、GDPRをはじめとする個人情報保護やデータの扱いに関する規制が厳しく、データセンターの需要は活況を呈しています。このような市場環境下での子会社化は、NTTおよびNTTコミュニケーションズの世界的な事業展開の一端を示すものと考えられます。

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