NTTドコモ、タワーレコードを子会社化へ

NTTドコモは、タワーレコード(東京都渋谷区)の株式を追加取得し、子会社化すると発表しました。現在の出資比率である42.1%を50.3%にまで引き上げることで、同社との連携をより強固にし、音楽・映像ソフト販売やEC事業を強化していく方針です。取得価額は非公表で、2012年7月中旬に取得する予定としています。

追加取得の背景

NTTドコモはモバイルやタブレット端末を活用したサービスの拡充を進めています。今回のタワーレコード子会社化により、音楽CDや映像DVDなどの販売拡大、さらにはEC(電子商取引)事業への進出を加速させる狙いがあると考えられます。

EC事業強化の狙い

EC市場は年々拡大を続けており、音楽や映像ソフトの購買・ダウンロードをモバイル端末からシームレスに行えるようにすることで、ユーザーの利便性を高めることが可能です。また、NTTドコモ自身が持つ大規模な顧客基盤を活かし、多様なプロモーションや新しい販売モデルの展開も期待できます。

タワーレコードとのシナジー

タワーレコードは店舗型、EC型の両面で音楽・映像商品の販売に強みを持っています。NTTドコモが持つモバイル技術・通信インフラとタワーレコードのブランド力・販売ノウハウが組み合わさることで、エンターテインメント市場における新たな価値創造が期待されます。

今後の展望

今回の追加取得を機に、従来の店舗展開のみならず、オンライン分野におけるサービス向上や新規事業の拡充が見込まれます。ユーザーにとっては、音楽・映像商品をより手軽に手に入れられる環境が整備されることが大きなメリットとなるでしょう。

今後注目すべきポイント

  • オンラインショップの機能強化と集客施策
  • 店頭とオンラインを連携させたOMO(Online Merges with Offline)戦略
  • モバイル決済やサブスクリプション型サービスの導入

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