LeTechが介護事業を譲渡する背景
LeTechは、介護事業を会社分割して設立した西日本ヘルスケア(大阪市)の全株式を、介護大手のニチイ学館(東京都千代田区)に譲渡することを決定しました。これは経営資源の最適配置の一環であり、中核とする不動産オーナー向けプラットフォーム事業などとのシナジーが見込みづらいと判断したことが背景にございます。
譲渡の目的と内容
LeTechは、自社の経営資源をより効果的に活用するため、メイン事業との連携が薄いと判断された介護セクターを切り離すことを選択しました。譲渡価額は非公表で、譲渡予定日は2021年7月1日となっています。
事業の詳細
今回の譲渡対象となるのは、京都府や大阪府を中心に展開されている住宅型有料老人ホーム、グループホーム、サービス付き高齢者向け住宅など、合計7施設です。これらの施設には地域の介護ニーズを支える機能があり、譲渡後はニチイ学館の運営ノウハウを活かしたサービス展開が期待されます。
譲渡先のニチイ学館について
ニチイ学館は、全国で介護事業や教育事業を展開する大手企業であり、豊富な経験と実績があります。同社が持つ介護サービスの知見と運営体制により、今回譲り受ける7施設をさらに発展させていくことを目指しています。
ニチイ学館の強み
ニチイ学館は、充実した研修体制や全国規模のネットワークを活かし、高齢者向けのきめ細かい支援を行っています。多様な介護事業を手がけてきた実績により、質の高いサービスと安定した運営ノウハウが強みとなっています。
地域への影響
今回の譲渡により、地元の高齢者福祉サービスの継続性が確保されることが期待されます。利用者の方々に対しても、引き続き安心して暮らせるサービスが提供される見込みです。
株式会社M&A Doのご紹介
株式会社M&A Doは、売り手から手数料を一切いただかず、売主様の譲渡後の資産を最大化することを強みとしております。事業譲渡やM&Aのプロセスにおいて、丁寧なサポートと専門家ネットワークを活かし、円滑で納得のいく結果を提供いたします。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。