KYORITSUによる山陰クリエートの全株式取得について
背景と概要
リサイクルプラスチックの開発・製造などを手がける山陰クリエート(鳥取県米子市。売上高8億5200万円、営業利益8060万円、純資産6億9500万円)が、KYORITSUによって全株式を取得され、1日付で子会社化されました。取得価額は非公表となっています。
山陰クリエートの事業内容
山陰クリエートは廃プラスチックを再利用した新素材合成樹脂の開発や、高カロリーな固形燃料「RPF」の製造を手がけています。また、産業廃棄物の最終処分場事業も営んでおり、1983年の設立から40年の業歴を持つ企業です。
今回のM&Aによる狙い
KYORITSUは、リサイクル製品の原料となるポリプロピレン(PP)の収集や農業用資材の回収の仕組みを構築し、リサイクルプラスチック製品の全国展開につなげることを狙いとしています。これにより環境保全の取り組みを強化するとともに、両社のシナジー効果を最大化してさらなる成長を目指しています。
今後の展望
今回の子会社化により、山陰クリエートの持つリサイクル技術やネットワークを活用しつつ、KYORITSUが掲げる事業拡大や環境負荷低減の取り組みが加速することが期待されます。国内のリサイクル市場においても、大きな役割を果たす企業グループに成長していくことでしょう。
株式会社M&A Doのご紹介
株式会社M&A Doは、売り手の皆さまから手数料を一切いただかず、譲渡後の資産を最大化することを強みとするM&A支援企業です。これまで蓄積した豊富な経験と知識を活かし、スムーズかつ公平なM&Aの実現に貢献いたします。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。