KYORITSUによるバッハベルクの全株式取得について
KYORITSUは傘下の西川印刷(熊本市)を通じて、テレビショッピング(通販)番組の制作を主力とするバッハベルク(福岡市)の全株式を取得し、30日付で子会社化いたしました。この買収により、デジタルコンテンツ市場に新規参入し、成長するEC(電子商取引)やオンライン広告市場における競争力強化を図ります。
バッハベルクの企業概要
バッハベルクは、1996年の設立以来、テレビショッピング番組の制作を手がけており、制作本数は1万5000本以上にのぼります。CM動画やWeb動画、企業イメージビデオといった幅広い映像コンテンツを担当しており、豊富なノウハウを有しています。
主要な業績指標
- 売上高:4億2500万円
- 営業利益:△510万円
- 純資産:3440万円
取得価額は非公表とされています。
買収の背景と目的
今回の子会社化により、KYORITSUは今後拡大が期待されるオンライン通販市場のみならず、デジタルコンテンツ制作の領域へも事業を展開します。ECやオンライン広告市場においては、映像制作の重要性が高まっており、バッハベルクの豊富な制作実績とノウハウを活用することで競争力を高めることを狙います。
シナジー効果の期待
西川印刷がもつ印刷事業の顧客ネットワークに、バッハベルクの映像制作のノウハウを組み合わせることで、新たなビジネスチャンスが生まれることが期待されています。今後、様々な企業向け動画制作やオンライン広告におけるサービス強化を通じ、より幅広いニーズに応えることが可能になるでしょう。
株式会社M&A Doの紹介
株式会社M&A Doは、売り手から手数料を一切いただかず、譲渡後の資産を最大化できることを強みとするM&A仲介会社です。豊富な知識とネットワークを活かし、売り手・買い手双方にとって円滑かつ最適なM&Aの実現をサポートいたします。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。