KYBがブラジル合弁会社を完全子会社化することを決議
KYBは、四輪車用油圧緩衝器の生産・販売を手がけるブラジルの合弁会社「KYB-Mando do Brasil Fabricante de Autopeças S/A(以下、KMB)」の株式を追加取得し、完全子会社化することを決議しました。KMBは2011年、KYBと韓国の自動車部品製造会社「Mando Corporation」との折半出資によって設立された会社です。
売上高・利益・純資産の状況
KMBの所在地はブラジルのパラナ州で、売上高は49億5000万円、営業利益はマイナス8800万円、純資産はマイナス17億6000万円となっています。ブラジル自動車市場の低迷が影響し、折半出資形態では迅速な経営判断に限界があり、両親会社の経営方針の不一致も相まって、業績の改善が進まず厳しい運営状況にあったとされています。
完全子会社化の目的
KYBは、Mandoの保有するKMB株式をすべて買い取ることで、KMBの早期健全化を目指します。共同経営から抜け出し、単独の意思決定を行うことで、事業の立て直しを迅速かつ柔軟に進める狙いがあります。
取得価額と日程
取得価額はKMB普通株式1レアル(約35円)にアドバイザリー費用を含め、合計5000万円となる予定です。取引の実行は2018年5月下旬を予定しています。
株式会社M&A Doの紹介
株式会社M&A Doは、M&Aに関する総合サービスを提供している企業です。特に、売り手から手数料を一切いただかないという特徴を持ち、売主様の譲渡後の資産を最大化することを強みとしています。豊富な経験と専門的な知識を活かし、最適なM&A支援を行うことで、オーナー企業の皆様が安心して事業譲渡に臨めるようサポートしています。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。