KOAによるドイツの電子基板メーカー買収について
KOAはドイツ子会社を通じて、ドイツの電子基板メーカーであるVIA electronic GmbH(テューリンゲン、売上高1億2500万円)の持ち分56.2%を取得すると発表しました。今回の買収により、KOAは欧州市場へのさらなる展開を目指すとみられています。
KOAの事業内容
KOAは配線半導体とセラミックス基材を900度以下の低温で同時焼成して作る基盤を開発・製造・販売している企業です。この技術は高い信頼性をもつ基板を提供するうえで重要なポイントとなります。
VIA electronicとの協業効果
VIA electronicは同技術に強みを持つ研究開発型企業であり、KOAは傘下に取り込むことで新技術の開発スピード向上と欧州での販路拡大を期待していると考えられます。取得価額は約3530万円、取得予定日は2017年8月下旬です。
今回のM&Aのポイント
- 欧州市場へのさらなる販売機会拡大
- 低温同時焼成技術に強みを持つ企業の傘下による研究開発力の強化
- VIA electronicの持ち分を56.2%取得することで支配力を確保
株式会社M&A Doについて
株式会社M&A Doは、売り手から手数料を一切いただかず、売主様の譲渡後の資産を最大化できることを強みとしています。M&Aに関するさまざまなニーズに対して、専門的な知見と豊富な実績を活かしてサポートを提供しており、安心してお取引を進められる体制が整っています。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。