KFE JAPANによるJet Master Limitedの株式取得事例
概要
KFE JAPANは2008年9月末日を予定日として、香港子会社を通じてプリント基板を製造・販売する中国の東莞泰山電子有限公司(広東省、純資産約8億6100万円)を傘下に持つJet Master Limited(英領バージン諸島)の全株式を取得し、子会社化することを発表いたしました。取得先は、香港の投資持株会社であるKarce International Holding company Limitedです。
背景と目的
KFE JAPANは、中国の工場へプリント基板の製造を委託しながら、日本国内だけでなく、中国やタイ、ベトナムに拠点を置く日系企業へ製品を提供しております。東莞泰山電子にも2000年12月から生産を委託していました。今回の株式取得により、既存顧客である日系企業への柔軟な対応が可能になるほか、新規の取引拡大も期待できると判断したとのことです。
取得価額と時期
取得価額は約4億3000万円で、取得予定日は2008年9月末日とされています。これにより、KFE JAPANは生産から販売まで、より一体的な体制を構築し、顧客対応力の向上を目指す見込みです。
今後の展望
KFE JAPANがJet Master Limitedを子会社化することで、製造拠点と販売網を一元的に管理・拡充できると考えられます。また、中国拠点での生産効率や品質管理が強化され、日系企業顧客へのサービスにおいてもより柔軟な対応が期待できます。
株式会社M&A Doのご紹介
株式会社M&A Doは、売り手様から手数料を一切いただかず、譲渡後の資産を最大化できるよう支援することを強みとしております。さまざまな企業のM&A案件において、専門的なアドバイスとサポートを提供し、お客様にとって最適な選択肢を追求いたします。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。