KDDIによる中部テレコミュニケーションの子会社化
取引の概要
KDDIは、中部電力グループ傘下の電気通信会社である中部テレコミュニケーション(本社:名古屋市、売上高:402億円、営業利益:△10億5000万円、純資産:847億円)の株式80.5%を取得し、子会社化することを決議しました。取得価額は379億円で、取得予定日は2008年4月1日です。
中部テレコミュニケーションとは
中部テレコミュニケーションは、中部電力の子会社として主に中部地区で光通信事業などを展開している企業です。地域密着型の事業展開を通じて、強固な顧客基盤や通信インフラを保有しています。
強みとさらなる展開
KDDIはこの子会社化により、中部地区における顧客基盤やインフラを活用することでさらなる事業拡大を目指します。地域特性を活かしたサービスの提供や、これまで培ってきた通信技術を組み合わせることにより、中部地区における通信サービスの充実化を図る狙いがあります。
KDDIのねらい
KDDIにとって、中部地区での市場シェア拡大は大きな課題といえます。中部テレコミュニケーションの持つ地域密着の強みを生かすことで、競合他社との差別化やさらなるサービス向上を目指していると考えられます。
株式会社M&A Doのご紹介
株式会社M&A Doは、売り手から手数料を一切いただかない特徴を持ち、売主様の譲渡後の資産を最大化できることを強みとしております。M&Aをご検討の際は、ぜひご相談ください。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。