KDDI、三菱商事子会社ローソンにTOBを実施へ

KDDIは6日、三菱商事の子会社であるローソンに対してTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表しました。ローソンが運営する全国約1万4600軒の実店舗網に加え、共通ポイントプログラム「Ponta」を中心としたデジタルサービスを取り込み、生活者に利便性と利得性があるサービスを提供することが狙いです。

買付価格と買付予定数

買付価格はローソンの1株当たり1万360円となり、公表前営業日終値の8721円と比較すると約18.79%のプレミアムがつくことになります。買付予定数は4792万4270株で、下限は1445万8800株です。応募が下限に満たない場合は買い付けを行わない方針を示しています。

買付代金は約4965億円で、TOBの開始は2024年4月頃が予定されています。

ローソンの対応

ローソンは同日にこのTOBに対して賛同の意見を表明し、株主に対して応募を推奨しています。本TOBが成立した場合、ローソンは東証プライム市場での上場を廃止する予定です。

三菱商事との共同経営体制

三菱商事は今回のTOBに応募しない見通しを示しており、万が一TOBで全株を取得できない場合にはスクイーズアウト手続きを実施し、KDDIと折半出資で共同経営を行う予定です。また、ローソンの区分は三菱商事の子会社から持ち分法適用関連会社に変更される見通しです。

追記事項:買付期間の決定

2024年3月27日に追記事項として、買付期間が3月28日から4月25日までに決定したと発表されました。

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