ウェブマネーのTOBによる子会社化について

決議内容と目的

KDDIは、ウェブマネーをTOB(株式公開買い付け)により子会社化することを決議しました。今回のTOBはウェブマネーの自社株保有分を除いた全株式の取得を目指しており、ウェブマネーはこのTOBに賛同の意向を示しています。また、ウェブマネーの親会社であるフェイス(所有割合43.16%)はTOBに応じることで合意しており、ウェブマネーは上場廃止となる見通しです。

ウェブマネーの事業概要

ウェブマネーは1999年に電子マネー事業を開始し、サーバー管理型電子マネー「WebMoney」の発行・販売や、電子決済サービスを主力事業としています。今回のTOBによってKDDIはウェブマネーを傘下に取り込み、同社のキャリア決済サービスと電子マネーによる決済サービスを一体化することで、さらなるサービス拡充を狙っています。

TOBの条件

今回のTOBの買付価格は32万7000円で、これはTOB公表前営業日の対象株式終値27万3600円に対して19.52%のプレミアムを加えたものとなっています。買付予定数は6万101株、買付予定額は196億5300万円です。公開買付期間は2011年6月13日から7月11日までを予定し、決済の開始日は7月19日を見込んでいます。

プレミアムと今後の展望

TOBでは、公表前終値に対して19.52%のプレミアムが加えられており、投資家にとっても比較的高い水準での買付価格となっています。ウェブマネーは上場廃止となる見通しですが、KDDIグループとの資本関係が強化されることで、より幅広い決済サービスの提供とシナジー効果が期待されています。

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