JXTGホールディングスによる新たな子会社化について
JXTGホールディングスは、子会社であるJX金属を通じて、ドイツのエイチ・シー・スタルク・タンタル・アンド・二オブ(以下、HCSTaNb)の全株式を取得し、子会社化することを決議いたしました。HCSTaNbは、タンタル・ニオブ製品(特に高純度金属粉)を主力として製造・販売しており、連結売上高306億円、連結営業利益50億円、純資産160億円を誇る企業です。取得価額は非公表で、2018年中の取得を予定しているとのことです。
JX金属の戦略と狙い
JX金属は、IoT(モノのインターネット)社会の拡大を見据えて電材加工製品群の強化に力を入れています。今回の子会社化によって、HCSTaNbの高い技術力やマーケティング力を活用することで、既存事業におけるシナジー(相乗効果)の創出を目指し、さらに新規事業の拡大につなげたいと考えられています。
タンタル・ニオブ製品の重要性
タンタルやニオブは、高い耐食性や耐熱性、優れた電気特性を持ち、電子部品や医療機器、航空宇宙分野など、様々な分野で利用されています。特にIoT社会の進展に伴い、コンデンサーなどの電子部品の需要が高まることから、今後もこれらの金属素材の重要性は増すと考えられています。
株式会社M&A Doについて
株式会社M&A Doは、M&Aの支援を専門に行っている企業です。最大の特徴として、売り手様から手数料を一切いただかない方針を掲げております。そのため、売主様の譲渡後の資産を最大化できるという強みがあります。もしM&Aをご検討中であれば、ぜひご相談してみてはいかがでしょうか。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。