JVCケンウッドによる米EF Johnson Technologies,Inc.の完全子会社化について

JVCケンウッドは、業務用無線システムの開発・販売を手がける米EF Johnson Technologies,Inc.(以下EFJTといいます)を完全子会社化することを決議しました。EFJTは、北米向けデジタル無線規格P25に対応した業務用無線システムを開発・販売しており、その買収によってJVCケンウッドは新たな事業領域を獲得し、さらなる成長が期待できます。

決議の背景と目的

JVCケンウッドグループは、これまで手がけていなかったP25対応マルチバンド端末やインフラシステムを取り込むことで、製品ラインナップを拡充し競争力を高める狙いがあります。加えて、EFJTの主要顧客である米連邦政府や州政府などへの販路を拡大することが期待されています。

取得価額とスケジュール

取得価額は約66億1000万円で、2014年3月中の完了を予定しています。今回の買収により、JVCケンウッドはEFJTを通じて北米市場だけでなく、アジア・中南米・新興国にもP25対応の業務用デジタル無線システムを展開し、世界規模での事業拡大を進める方針です。

EF Johnson Technologies,Inc.の事業概要

EFJTは、売上高51億6000万円、営業利益△5億7500万円、純資産3億7000万円を有し、北米向けデジタル無線規格P25に対応した業務用無線システムの開発・販売を行っています。特に米連邦政府や州政府などの信頼を得ており、公共部門への販売実績に強みを持っています。

EFJTの買収によるメリット

  • P25対応マルチバンド端末やインフラシステムの獲得
  • 米国政府関連機関への販路拡大
  • 北米だけでなく、アジアや中南米、新興国市場への展開

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