JRCによる東陽工業の全株式取得について
JRCは傘下企業のJRC C&M(兵庫県小野市)を通じて、火力発電設備やごみ焼却施設の関連品を製造する東陽工業(福島県本宮市。売上高2億9600万円、営業利益△381万円、純資産4070万円)の全株式を取得し、2023年9月28日付で子会社化いたしました。
取得の背景と目的
JRC C&Mはごみ焼却施設向けのコンベヤーを主力としていますが、東陽工業を傘下に迎えることで、ボイラ関連製品や灰ホッパー(排出装置)、さらに架台・貯留槽などの付帯設備にも製造領域を広げることを目指しています。東陽工業は1920年に創業以来、これら設備の製造に関する技術と経験を蓄積してきました。
取得価額と東陽工業の概要
今回の取得価額は6595万円とされており、東陽工業は1920年の創業から長きにわたり関連分野に携わっています。売上高2億9600万円、営業利益△381万円、純資産4070万円という財務状況で、JRC C&Mの事業と相乗効果が見込まれています。
今後の展望
今後は、JRCグループ内での連携を強化し、東陽工業の技術力がJRC C&Mの既存事業を補完する形で事業規模の拡大や新製品開発が期待されます。これにより、日本国内のみならず海外市場への提供製品の幅広い展開も視野に入れ、双方の優位性を最大限に引き出す戦略が進められる見込みです。
株式会社M&A Doのご紹介
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株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。