JDSCによるメールカスタマーセンターの子会社化について
JDSCは、ダイレクトメール(DM)制作・発送代行のメールカスタマーセンター(東京都港区。売上高189億円、営業利益2億4400万円、純資産15億5000万円)が実施する第三者割当増資の引き受けなどを通じ、同社の全株式を取得し子会社化することを決めました。DM領域での顧客基盤の獲得やAI(人工知能)を活用したDM発送業務の最適化支援サービスの拡充が狙いです。取得価額は22億2560万円(うちアドバイザリー費用810万円)とされ、取得予定日は2023年10月2日となっています。
株式取得の背景
増資実行後、メールカスタマーセンターは既存株主が保有する全株式について自己株式取得を行うことで、JDSCの持ち株比率を100%にする形になります。JDSCはDM発送業務の最適化をAIで支援するサービスを展開しており、子会社化によりDM市場におけるサービス拡充と新たなクロスセルの機会創出が期待されています。
メールカスタマーセンターの概要
メールカスタマーセンターは1999年に設立され、DM発送代行業務で700社を超える顧客を抱え、業界大手の1つと評価されています。また年間3億通ものDMを取り扱う実績も持ち、幅広い顧客基盤を有しています。こうした顧客基盤に、JDSCが展開するAIを活用した最適化支援サービスを提供しつつ、両社が持つサービスや商材を組み合わせて販売することで、より多角的なニーズや顧客要求に応えられる体制を築く計画です。
株式会社M&A Doについて
株式会社M&A Doは、売り手から手数料を一切いただかず、譲渡後の資産を最大化できることが強みのM&Aアドバイザリー会社です。売主様のメリットを第一に考え、迅速かつ適切なM&Aサポートを行っております。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。