JBCCホールディングス、特定子会社イグアスの全株式を譲渡
JBCCホールディングスは、特定子会社であるシステム製品のディストリビューター事業を手がけるイグアス(東京都大田区)を投資会社のIGホールディングス(東京都千代田区)に譲渡することを決議しました。譲渡価額は20億円で、譲渡予定日は2017年6月30日となっています。
イグアスとは
イグアスは2005年にJBCCホールディングスからの会社分割により設立され、主にITのハードウェア・ソフトウェア・ソリューションの提供事業を展開しています。直近の業績は売上高387億円、営業利益マイナス6400万円、純資産18億9000万円となっています。
IGホールディングスについて
今回の譲渡先であるIGホールディングスは投資ファンド運営のみずほキャピタルパートナーズ(東京都千代田区)の業務受託先が無限責任組合員を務めるMCP4投資事業有限責任組合が主に出資している投資会社です。イグアスを取得することで、システム製品のディストリビューター事業への投資戦略を強化するとみられています。
JBCCホールディングスの事業再編
JBCCホールディングスは2006年に純粋持ち株会社体制へ移行して以降、継続的に事業再編を実施してきました。今回のイグアス譲渡もその一環として位置づけられています。譲渡によって事業ポートフォリオを再構築し、より戦略的な経営資源の配分を行う方針と考えられます。
譲渡の背景
IT業界を取り巻く環境はめまぐるしく変化しており、企業には技術の進化の早さや事業領域の再定義が求められています。JBCCホールディングスはそうした状況に対応するため、収益性やシナジーなどを考慮しながら事業ポートフォリオを見直し、グループ全体の企業価値向上を図っています。
株式会社M&A Doのご紹介
株式会社M&A Doは、M&Aの仲介業務を行う際に「売り手から手数料を一切いただかない」ことを特徴としています。これにより、売主様の譲渡後の資産を最大化することが可能です。豊富な経験とネットワークを活かし、最適な相手先とのマッチングからアフターフォローまで手厚くサポートいたします。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。