JALUXによるグレンフィールド、グレンチェックの株式取得事例について
JALUXは、革小物やバッグなど雑貨類の輸入・卸売を手がけるグレンフィールド(東京都大田区。売上高13億8000万円、純資産3億9100万円)と、兄弟会社で通信販売のグレンチェック(同。売上高3億8400万円、純資産3200万円)の株式をそれぞれ51%取得し、子会社化することを決定しました。取得価額は非公表で、取得予定日は2015年7月1日です。さらに、2016年7月1日に残りの49%を取得し、完全子会社化する予定です。
グレンフィールド・グレンチェックの概要
グレンフィールドは1989年、グレンチェックは2000年にそれぞれ設立され、いずれも社長は三ツ橋幸男氏が務めております。革小物やバッグなどの雑貨類の輸入・卸売事業に加え、通信販売事業にも取り組んでおり、安定した取引先と仕入れ力を強みとして発展してきました。
売上と資産の状況
グレンフィールドは売上高13億8000万円、純資産3億9100万円を計上しており、通信販売のグレンチェックは売上高3億8400万円、純資産3200万円を有しています。両社ともに、今後もさらなる成長が期待される企業です。
JALUXの狙いとシナジー効果
JALUXは、革小物雑貨類などの輸入・卸売事業を展開するグレンフィールドおよび通信販売を行うグレンチェックの豊富な仕入れ力と優れた商品企画力を自社のオリジナル商品開発に生かすことで、通販を中心としたリテール事業における相乗効果を見込んでいます。
通販チャネルを活用した事業拡大
両社が築き上げてきた顧客基盤や通信販売におけるノウハウは、JALUXのリテール事業の拡大に大きく貢献すると考えられます。今後はより幅広い商品ラインナップの開発と効率的な物流システムを実現することで、収益力の強化が図られる見込みです。
完全子会社化のメリット
段階的な株式取得により、JALUXは両社との協力関係を確立しながら経営統合をスムーズに進めることができます。2016年7月1日に残り49%の株式を取得することで、完全子会社化のメリットを享受し、一層のシナジー創出を目指す方針です。
株式会社M&A Doについて
株式会社M&A Doは、売り手から手数料を一切いただかず、売主様の譲渡後の資産を最大化することを強みとしております。豊富な専門知識と経験を生かし、売り手企業の皆様にとって最適なM&Aを実現するためのサポートを行っています。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。