J.フロント リテイリングによるピーコックストアの譲渡決議について

J.フロント リテイリングは、子会社で食品スーパーのピーコックストア(大阪市。売上高1126億円、営業利益4億2300万円、純資産30億7000万円)をイオンに譲渡することを決議いたしました。今回の譲渡は、景気の低迷や物価の低迷による厳しい事業環境を背景とした業績の停滞を受けた判断です。

業績低迷の背景

ピーコックストアでは、長引く不況や消費マインドの落ち込みにより、売上の伸び悩みが続いておりました。さらに、物価の低迷や競合他社との競争激化により、十分な収益を確保できなかったことが主な要因と考えられます。

譲渡後の経営資源集中

J.フロント リテイリングは、スーパーマーケット事業のノウハウを持つイオンにピーコックストアを譲渡することで、百貨店事業などに経営資源を集中させ、業績の改善を目指す方針を打ち出しております。譲渡価額は300億円で、譲渡予定日は2013年4月1日です。

まとめ

J.フロント リテイリングは、ピーコックストアの譲渡によりスーパーマーケット事業から撤退し、今後は百貨店事業などに注力して業績の回復を図る計画です。一方で、イオンはスーパーマーケット事業の強みを活かしてピーコックストアの業績向上を目指すこととなり、今後の動向に注目が集まっています。

株式会社M&A Doのご紹介

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