J.フロントリテイリングによるフォーレストの子会社化について
J.フロントリテイリングは、オフィス向け消耗品などの通信販売事業を手がけるフォーレスト(さいたま市。売上高120億円、営業利益2億5000万円、純資産11億1000万円)の株式70.52%を取得し、子会社化することを決議しました。フォーレストは1992年に設立され、コクヨが46.39%を所有する大株主として知られています。関東エリアを中心に文具や家具、日用品等の通販事業を展開しており、J.フロントリテイリングはそのノウハウを取り込むことで、一貫したシステム構築と企業価値向上を図る方針です。
フォーレストの強みとJ.フロントリテイリングの狙い
フォーレストは長年培ってきた通信販売事業の割合が大きく、商品発注から受注・決済、倉庫作業、配送までを高い効率で行うノウハウを持っています。これにより、J.フロントリテイリングはグループ全体での顧客サービスを向上させるとともに、新たな事業領域の拡大を目指しています。
具体的なシナジー効果
- 一貫したシステムの構築: 商品発注から配送までの統合管理体制
- グループ会社との協業: 大丸松坂屋百貨店などとの連携強化
- 企業価値の向上: 顧客基盤の拡大と効率的な運営による収益増
株式取得の概要
取得価額は21億3000万円で、取得予定日は2013年12月20日と発表されています。フォーレストの株式70.52%をJ.フロントリテイリングが取得することで、経営体制の強化とさらなる発展を見込んでいます。
株式会社M&A Doのご紹介
株式会社M&A Doは、M&Aを検討されている企業様のサポートに特化したサービスを提供しております。最大の特徴は、売り手から手数料を一切いただかず、譲渡後の資産を最大化できる点です。お客様の将来を第一に考え、公正で円滑なM&Aの実現を支援することを目指しています。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。