Jトラストがハイライツ・エンタテインメントをサイ・パートナーズへ譲渡
Jトラストは、連結子会社であるハイライツ・エンタテインメント(東京都千代田区)の全株式を、不動産業を営むサイ・パートナーズ(東京都中央区)へ譲渡することを決議いたしました。ハイライツ・エンタテインメントは遊技機の製造・販売を手がけており、今回の譲渡により事業機能の再構築を図る狙いがあるとみられます。
譲渡の内容と背景
今回の株式譲渡には、ハイライツに対する貸付債権1億4500万円が含まれており、譲渡価額は総額1億5000万円となります。ハイライツは、1973年にアイ電子として設立され、2014年10月よりJトラストグループ傘下に入りました。
新開発の遊技機販売が想定を下回ったことに加え、一括方式以外のレンタル方式など新たな販売方法を導入したことで、収益化までの期間が長期化し、費用が先行する構造となっていました。これらの要因から経営状態が厳しくなり、Jトラストは事業の選択と集中を進める一環として子会社の売却を決定したとのことです。
株式譲渡日程
株式譲渡は2018年10月1日を予定しており、貸付債権の譲渡日は10月中に実施される見込みです。
今後の動向
今回の譲渡により、ハイライツ・エンタテインメントの経営体制がどのように変化し、事業再建を進めるのかが注目されます。一方のJトラストは、得意分野への経営資源の集中を図ることで、グループ全体の最適化を目指すと考えられます。
株式会社M&A Doのご紹介
M&Aに関わる譲渡・譲受の仲介サービスを提供する「株式会社M&A Do」は、売り手の皆さまから手数料を一切いただかず、譲渡後の資産を最大化することを強みとしております。事業や企業の売却を検討されている方は、ぜひ一度ご相談されてみてはいかがでしょうか。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。