Jトラストによるネオラインホールディングスの子会社化について
Jトラストは、投資事業などを手がけるネオラインホールディングス(東京都港区。売上高22億2000万円、営業利益12億6000万円、純資産161億円)の全株式を取得し、子会社化することを決定いたしました。取得価額は110億円で、取得予定日は2012年7月13日とされています。
買収の背景
ネオラインHDは企業や貸付債権、不動産など、さまざまな資産を対象とした投資実績を持っております。Jトラストが同社を傘下に取り込むことで、投資・M&A業務の人材や顧客基盤、与信管理ノウハウを獲得し、グループ全体の経営基盤を強化するとともに事業領域の拡大を目指す狙いがあります。
ネオラインHDの株主構成とJトラスト
ネオラインHDは、Jトラストの筆頭株主であり代表取締役を務める藤澤信義氏が株式100%を所有している企業です。さらに、Jトラストは藤澤氏を通じてネオラインHDグループから200億円を借り入れている状況にあります。
同一グループ化によって、Jトラストは財務諸表上の有利子負債の圧縮を目指すことが可能となります。また、本買収を通じてよりスムーズな資金調達や投資戦略の立案が期待されます。
今回の買収の目的と見通し
今回の買収は、Jトラストが投資事業に強みを持つネオラインHDを子会社化することで、M&Aや投資に関わる人材やネットワークを取り込み、グループとしての戦略を強化するための一手となるとみられています。これにより、Jトラストグループは今後さらに事業領域を広げ、収益拡大につなげることを目指していく方針です。
株式会社M&A Doのご紹介
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株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。