Jトラストとミライノベートの経営統合について
Jトラストとミライノベートは2023年1月14日、2023年2月1日に経営統合すると発表しました。統合は、Jトラストが存続会社としてミライノベートを吸収合併する形となります。
合併の背景と目的
Jトラストの金融事業とミライノベートの不動産事業には大きな親和性があります。今回の統合により、それぞれの顧客基盤を生かして多様なサービスを提供し、事業の相乗効果を引き出すことを狙っています。
合併比率と想定される影響
合併比率はJトラスト1株に対してミライノベート0.42株となり、具体的にはミライノベート1株につきJトラストの0.42株が割り当てられます。なお、ミライノベートは2023年1月30日付で東証スタンダード市場の上場が廃止となる予定です。
Jトラストとミライノベートの概要
Jトラストは国内外のアジア地域を中心に金融事業を展開しています。国内では保証、債権回収、証券、クレジット事業などを主力とし、韓国やインドネシア、カンボジアでは銀行事業に取り組み、さらにモンゴルにも進出しています。一方でミライノベートは不動産開発・販売事業を柱とし、近年では再生可能エネルギー事業や投資事業にも力を入れています。
金融と不動産のシナジー効果
Jトラストの豊富な金融ノウハウとミライノベートの不動産開発・販売に関する実績が組み合わさることで、今後は両社の顧客に向けた統合的なサービス提供が期待されます。たとえば不動産投資の資金調達や、建設・開発プロジェクトへの支援など、両社の強みを生かして新たな事業拡大につなげることが見込まれます。
株式会社M&A Doのご紹介
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株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。