JトラストがKCカードブランド事業をヤフーとソフトバンク・ペイメント・サービスへ譲渡

Jトラストは、連結子会社であるKCカード(福岡市)が手がける「KCカード」ブランドを中心とした一部の事業をヤフーとソフトバンク・ペイメント・サービス(東京都港区)に譲渡することを決議しました。ヤフーが65.0%を取得し、残り35.0%をソフトバンク・ペイメント・サービスが保有します。

譲渡のスキーム

同事業は、新たに設立する子会社へ吸収分割により承継されたうえで、その子会社の全株式がヤフーとソフトバンク・ペイメント・サービスの2社に譲渡されます。

譲渡理由と背景

Jトラストは2011年8月に楽天からKCカードを取得し、クレジットカード事業に参入しました。以来、「KCカード」と「NUCS」の2つのカードブランドを運用してきました。しかし、KCカードの強みであるインターネットと金融を融合したサービスは、今後競争の激化が予想されます。一方で、ヤフーのeコマース(電子商取引)決済を中心とした金融事業と組み合わせることで相乗効果が期待できることから、今回の譲渡が決定されました。

譲渡価額とスケジュール

譲渡価額は約349億円で、2014年6月末日における承継対象となる資産と負債の差額をもとに算定されています。譲渡予定日は2015年1月5日とされています。

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