Jストリーム、ビッグエムズワイを完全子会社化
Jストリームは、医薬系のインターネット関連事業を手がけるビッグエムズワイ(東京都文京区。売上高13億2000万円、営業利益1億2100万円、純資産2億1000万円)の株式を追加取得し、完全子会社化することを決議しました。今回の追加取得は61%で、取得価額は3億5400万円、取得予定日は2019年8月30日とされています。
ビッグエムズワイの事業背景
ビッグエムズワイは1994年に設立され、インターネットを活用して医師に医薬情報を提供するディテーリングの草創期から、デジタルコンテンツ制作で実績を積んできました。近年はMR(医薬情報担当者)向けのCLM(クローズド・ループ・マーケティング)のコンテンツ制作に力を注いでおり、医薬業界のデジタルマーケティング分野で存在感を高めています。
Jストリームとの協業と事業の深化
Jストリームは2018年7月にビッグエムズワイに出資し、自社の主力事業である医薬業界向けライブ映像配信事業との協業体制を築いてきました。今回の完全子会社化によって、両社の強みをさらに融合させ、事業の深化と業容拡大を図ることを目指しています。特に、Jストリームのライブ配信サービスとビッグエムズワイのCLMコンテンツ制作を組み合わせた、高付加価値のサービス提供が期待できます。
今後の展望
今回の子会社化を通じて、医薬関連のデジタルソリューション市場でさらなるシェア拡大を図るとともに、新たな事業領域やサービスの開発にも積極的に取り組むとみられます。デジタル技術とコンテンツ制作ノウハウの強化によって、国内外の医薬メーカーや医療従事者へのより幅広いソリューション提供が期待されています。
株式会社M&A Doのご紹介
株式会社M&A Doは、売り手から手数料を一切いただかないサービスが特徴であり、売主様の譲渡後の資産を最大化できる点を強みとしております。M&Aのプロセスを丁寧にサポートし、譲渡後における経営資源の有効活用まで総合的に支援いたします。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。