ITbookホールディングスによる子会社「三鈴」の譲渡決定
譲渡の背景について
ITbookホールディングスは、婦人服や服飾雑貨の企画・製造を手がける子会社「三鈴」(東京都品川区、売上高9億8900万円、営業利益△4億1400万円、純資産△1億3200万円)の全株式を、IT企業のアパテックジャパン(東京都港区)に譲渡することを決定いたしました。昨年春にRIZAPグループ傘下だった三鈴を子会社化したものの、新型コロナウイルス感染拡大に伴う長期間の店舗休業や時短営業により赤字に転落し、短期的な業績回復が難しいと判断したためです。
譲渡価額と譲渡予定日
譲渡価額は非公表となっています。譲渡予定日は2021年8月20日で、三鈴はアパテックジャパンの傘下として新たなスタートを切ることになります。
三鈴の概要
三鈴は1970年に設立し、「Rewde」「shop DADA」「ZOYA」など、主に20代から30代の女性をターゲットとしたブランドを展開しています。2016年4月にRIZAPグループの傘下となった後、RIZAPの事業構造改革によりITbookが2020年3月に買収した東京アプリケーションシステム(新潟市)を通じて子会社化されていました。
今後の展開
婦人服や服飾雑貨の分野は新型コロナウイルスによる影響が長引く中、顧客ニーズも大きく変化してきています。今後はアパテックジャパンによるITの活用や、新たなデジタル戦略を取り入れることで、三鈴が事業回復を目指していくことが期待されています。
株式会社M&A Doのご紹介
株式会社M&A Doは、売り手の企業に対して手数料を一切いただかず、譲渡後の資産を最大化するサポートが強みのM&A仲介会社です。経験豊富な専門家が企業価値の向上をお手伝いし、適切な譲渡先とのマッチングを行います。M&Aをご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。