ITホールディングスによるエス・イー・ラボ完全子会社化の決議について

ITホールディングスは、エス・イー・ラボをTOB(株式公開買い付け)により完全子会社化することを決議しました。現在、ITホールディングスグループではエス・イー・ラボの株式を51.02%所有しており、TOB成立後は上場廃止となる見込みです。

TOB実施の背景

競争が激化する中で、ITホールディングスはグループのブランド力を活用し、エス・イー・ラボの受注体制をより一層強化したいと考えています。エス・イー・ラボがグループ企業になることで、双方のリソース活用や顧客基盤の相互補完関係の強化を目指しているとみられます。

TOBの概要

買付価格とプレミアム

買付価格は1株あたり298円と公表されました。これは公表前営業日の対象株式の終値180円に対して、65.56%のプレミアムが加えられた価格です。

買付予定数と買付総額

買付予定数は281万9295株で、買付総額は約8億4000万円となります。買付期間は2009年2月3日から3月17日までを予定しており、決済の開始日は2009年3月25日とされています。

TOB成立後の動向

上場廃止

TOBが成立した場合、エス・イー・ラボは上場廃止となる見込みです。これにより、エス・イー・ラボは完全子会社としてITホールディングスグループ内での事業展開を進めていくことが期待されます。

2009年7月1日をめどに合併

ITホールディングスは、子会社であるTISソリューションビジネスとエス・イー・ラボを合併させる予定です。エス・イー・ラボとTISソリューションビジネスの顧客基盤が相互補完関係にあることを活かし、新たなシナジーを創出することが狙いとされています。

まとめ

ITホールディングスのエス・イー・ラボに対するTOBは、グループのブランドを活用してエス・イー・ラボの受注体制を強化するとともに、相互補完関係にある子会社との合併を通じて事業基盤を拡大する狙いがあるとみられます。今後の合併により、さらなる成長が期待されます。

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