INFORICHによる台湾子会社化の概要
INFORICHは、モバイルバッテリーのシェアリングサービス「ChargeSPOT」を台湾でフランチャイズ展開する現地企業・ChargeSpot Digital Service Co. Ltd.(以下、ChargeSpot Digital Service)の全株式を取得し、子会社化することを決定いたしました。これにより、台湾での事業基盤のさらなる強化を図っていく方針です。
買収の背景と目的
INFORICHはこれまで、「ChargeSPOT」を日本、香港、中国(一部はフランチャイズ)で自社運営を行ってまいりました。今回の買収により、台湾は4つ目の自社運営エリアとなります。海外における事業エリア拡大を通じ、さらなる収益拡大とサービスの向上を目指しています。
対象企業と取得価額
買収対象であるChargeSpot Digital Serviceは、台北市を拠点とし、売上高6億800万円、営業利益6540万円、純資産9860万円を計上しています。取得価額は26億8600万円となり、取得予定日は2024年9月30日です。
事業内容とサービス展開
ChargeSpot Digital Serviceは2019年に「ChargeSPOT」のフランチャイズ展開を開始し、台北市を中心にコンビニエンスストア、レストラン、バー、公共交通機関などへ設置を進めてまいりました。2023年6月末時点での設置台数は約8700台にのぼります。また、「ChargeSPOT」のフランチャイズ展開は、タイ、シンガポール、マカオでも実施されており、今後もさらなる拡大が見込まれています。
買収による今後の展望
INFORICHによる台湾を含むアジア圏での積極的な展開は、国際的なブランド力の向上や顧客利便性のさらなる強化につながると期待されています。すでに自社運営を行っている各国・地域と今回の台湾事業を連携させることで、より統合的な運営戦略を実現し、利用者に一貫したサービスを提供することが可能となるでしょう。
株式会社M&A Doのご紹介
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株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。