IHIが小型原動機事業を譲渡
IHIは2018年、小型原動機事業の譲渡を発表しました。国内外で排ガス規制が強化され、ディーゼルエンジンの開発負担が増大していることが背景にあります。これにより机上だけでなく、実際の生産コストや研究開発コストが上昇し、事業継続が困難となったための決断とされています。
譲渡先と取引条件
今回の譲渡先となるのは、米キャタピラー社です。具体的にはキャタピラーの子会社であるパーキンスジャパン合同会社(横浜市)が事業を引き継ぎます。譲渡価額は非公表とされており、実際の取引額や諸条件については明らかにされておりません。
譲渡の予定日と影響
譲渡予定日は2018年12月末とのことです。この決定により、IHIアグリテック(北海道千歳市)が主力とする農業機械製造の一部がキャタピラーの技術や販売網と組み合わさり、さらなる競争力強化が期待されています。一方、IHIはディーゼルエンジン関連の負担を軽減し、他事業に経営資源を集中させる狙いがあるとみられます。
株式会社M&A Doのご紹介
株式会社M&A Doは、売り手側から手数料を一切いただかず、譲渡後の資産を最大化できることを強みとしているM&Aの専門企業です。豊富な経験と知識を活かし、売主様に寄り添ったサポートを行うことで、円滑な事業譲渡とその後の資産最適化を実現いたします。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。