IHIが芝草・芝生管理機器事業を譲渡へ
IHI株式会社は、傘下企業であるIHIアグリテック(北海道千歳市)の手がける芝草・芝生管理機器事業を、共栄社(愛知県豊川市)に譲渡することを決定しました。今回の譲渡は、経営資源の再配分の一環として実施されるものです。
芝草・芝生管理機器事業の概要
芝草・芝生管理機器事業では、運動場や公園、河川堤防、農地の整備に使われる芝刈機、トラクター、グラウンド整備機などを取り扱っています。しかし、今後国内市場が縮小すると想定されることや、海外勢との競争が激化することを踏まえ、IHIはこの事業を切り離す決断に至りました。直近の売上高は56億8000万円で、会社分割によって設立される新会社の全株式が共栄社に譲渡される予定です。
譲渡先である共栄社の特徴
譲渡先となる共栄社は1918年に設立され、「バロネス」ブランドを展開する芝刈り機・草刈り機メーカーです。アジア、米国、欧州を中心に世界へ販路を広げており、今回の譲受によりラインナップやサービス内容がさらに強化されることが期待されています。
譲渡価額と今後のスケジュール
今回の譲渡価額は非公表とされていますが、譲渡は2025年6月に行われる予定です。製品ラインナップや技術力を活用し、共栄社が新たに設立する会社が今後どのように事業を展開していくか注目が集まります。
株式会社M&A Doのご紹介
株式会社M&A Doは、売り手から手数料を一切いただかないサービス提供を行っており、譲渡後の資産を最大化できることが強みです。M&Aの実行にあたっては、多角的なサポートを行い、売主様にとって最良の結果を目指します。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。