IGポートがジーベックの映像制作事業をサンライズに譲渡
譲渡の背景
IGポートは子会社であるジーベック(東京都西東京市)の映像制作事業を、映像・コンテンツ制作で知られるサンライズ(東京都杉並区)に譲渡することを決定いたしました。ジーベックはテレビ向けアニメーションの制作を主力としておりますが、赤字が長期化していたため、作品への出資などによる版権事業での収益分配では補填できない状況が続いていました。
長期化する赤字と版権事業の限界
テレビ向けアニメーション制作の収益悪化が継続し、ジーベックでは版権事業を通じた収益獲得を図ってきました。しかし、長期化する赤字を補うには至らず、さらなる経営改善の必要性が浮上しておりました。
これまでの取り組み
ジーベックでは長期シリーズ作品の受注を通じた収益の安定化や経営体制の見直し、さらには拠点集約などに取り組みました。しかし、これらの施策による効果は限定的であり、抜本的な事業整理が求められていたとされています。
事業の業績見通し
当該事業の業績は売上高17億8000万円、売上総利益△1億6400万円となっておりました。これらの数字からも厳しい経営状況がうかがえます。
譲渡の概要
譲渡価額については未確定ですが、譲渡予定日は2019年4月1日と発表されています。IGポートは、サンライズへの譲渡を通じて事業整理と経営改善を図る意向です。
株式会社M&A Doのご紹介
株式会社M&A Doは、売り手から手数料を一切いただかず、売主様の譲渡後の資産を最大化できることを強みとしております。もし事業譲渡やM&Aをお考えの際には、ぜひ一度ご相談ください。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。