HEROZの子会社化について
HEROZは、SaaS(サービスとしてのソフトウエア)事業者向けシステム開発を手がけるストラテジット(東京都千代田区。売上高3億9700万円、営業利益3200万円、純資産8300万円)の株式86.5%を取得し、子会社化することを決定しました。取得価額は非公表で、取得予定日は2022年8月31日となっております。
株式取得の目的
急成長するSaaS市場の成長を取り込み、AI(人工知能)を活用した新サービスの提供につなげることを目的としております。HEROZが持つAI技術と、ストラテジットのSaaS導入支援に関するノウハウを組み合わせることで、さらなる事業拡大が期待されます。
期待されるシナジー
1. 新サービスの開発
両社がこれまで培ってきた知見を融合することで、AIを使った革新的なサービス開発が可能になります。SaaS分野でも業務効率やデータ分析の高度化など、競合他社との差別化が見込まれます。
2. 顧客基盤の拡大
HEROZが持つ既存の顧客基盤にストラテジットのサービスを提供することで、一気に販売チャネルを拡大できる可能性があります。また、ストラテジットが保持する顧客がお互いのサービスを利用することにより、両社の事業領域を広げることができるでしょう。
3. 資本提携による企業価値の向上
資本提携により安定的な経営基盤が整い、両社の企業価値向上につながります。研究開発や人材投資によりリソースを集中させることで、高度なテクノロジーを活用したサービスの拡充が期待できます。
今回の買収がもたらす影響
今回の株式取得によりHEROZグループにおけるサービス領域が拡大し、SaaS事業を中心とした新たなビジネスモデル確立が見込まれます。また、既存のAI技術とSaaSに関する開発技術を掛け合わせることで、より迅速な事業展開が可能になります。
株式会社M&A Doのご紹介
株式会社M&A Doは、売り手様から手数料を一切いただかず、売主様の譲渡後の資産を最大化できることを強みとしております。お客様のご要望にあわせて柔軟にサポートし、最適なM&Aの提案を実現する専門家集団です。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。