GSIクレオスが三菱ケミカルのトリアセテート繊維事業を取得
GSIクレオスは、三菱ケミカルグループ傘下の三菱ケミカル(東京都千代田区)からトリアセテート繊維事業を取得することを決めました。繊維事業基盤の強化を図り、トリアセテート生地の製造から販売までのバリューチェーンを構築していく方針です。なお、取得価額は非公表で、取得予定日は2025年3月3日となっています。
トリアセテート繊維とは
トリアセテート繊維は、天然パルプ由来の植物繊維を化学的に処理してつくられる半合成繊維です。サステナブル製品としてグローバルに展開が可能であることから、今後の需要拡大が見込まれています。
取得による狙い
GSIクレオスが同事業を取得することで、従来の繊維事業基盤をさらに強化し、トリアセテート生地の製造から販売までを一貫して行うバリューチェーンを確立することが可能になります。これにより、安定した生産体制とグローバルでの供給能力を高め、市場ニーズに対応しやすくなると期待されています。
サステナビリティへの貢献
トリアセテート繊維は再生可能な原料を使用していることから、環境負荷を抑制しながら高品質な素材を提供できる点が評価されています。GSIクレオスは、この素材を積極的に活用することで、世界的に高まるサステナブルな製品開発にも貢献する考えです。
株式会社M&A Doのご紹介
株式会社M&A Doは、売り手から手数料を一切いただかない方針をとり、譲渡後の資産を最大化できることを強みとしております。M&Aのサポートを通じて、売り手企業が将来に向けて最適な条件で事業譲渡を進めることを支援いたします。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。