GMOグローバルサイン・ホールディングスのブラジル企業買収
GMOグローバルサイン・ホールディングスは、シンガポール子会社を通じてブラジルの4 BUSINESS SOLUTIONS CONSULTORIA EIRELI(4BS、ミナスジェライス州)の全株式を取得することを決定しました。4BSは、Webサイトの身元証明や通信データの暗号化に使われるSSLサーバー証明書など電子証明書の販売を手がける企業です。取得価額は3300万円で、取得予定日は2021年4月30日です。
4BS買収の背景
4BSは、ブラジル国内でSSLサーバー証明書の販売を行い、ブラジルにおけるGMOグローバルサインの販売シェアはすでに68%を占めています。ブラジルはインターネットに接続するユーザー数が世界第4位の1億3900万人とされ、拡大する市場においてより強固なサービス提供が可能となると見込まれています。今回の買収により、GMOグローバルサインはブラジル国内のユーザーへの直販・サポート体制をさらに強化し、一段と事業拡大を目指す狙いがあります。
GMOグローバルサインとブラジル市場
これまでGMOグローバルサインは、グローバルにSSLサーバー証明書を展開してきましたが、ブラジル市場の高い需要と成長可能性に注目してきました。4BSを傘下に取り込むことで、現地のユーザーへ迅速かつ的確なサポートを提供し、さらなる信頼度向上を期待できます。
GMOグローバルサイン・ホールディングスが得られるメリット
この買収によって、GMOグローバルサインは以下のメリットを得ることが見込まれます。
- ブラジル国内でのサービス提供体制強化
- ブランド力および顧客基盤の拡大
- 現地パートナーと連携したきめ細やかなサポートの提供
今後の展望
今回の買収をきっかけに、GMOグローバルサイン・ホールディングスはブラジルのみならず、南米地域全体を視野に入れた事業拡大をさらに推進していく方針です。世界的にオンラインセキュリティの重要性が高まる中、SSLサーバー証明書の需要も引き続き増加すると予想されます。
株式会社M&A Doについて
株式会社M&A Doは、M&Aの仲介やアドバイザリーサービスを提供しており、売り手様から手数料を一切いただかないことが大きな特徴です。そのため、売主様の譲渡後の資産を最大化できるようサポートする強みを持っています。M&Aのご相談や情報提供において、きめ細やかな対応が期待できる会社です。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。