GFAの株式譲渡決定について
GFAは、運送事業子会社であるフィフティーワン(東京都江東区。売上高11億7000万円、営業利益△486万円、純資産△7840万円)の株式55%を、不動産コンサルティングなどを手がけるアークサービス(東京都港区)に譲渡することを決めました。これはグループ全体の経営基盤強化と、黒字体質への転換を進める一環として行われます。
譲渡の背景と経緯
GFAは2022年10月、株式交付の手続きによりフィフティーワンの株式80%を取得し、子会社化していました。その後、今回の譲渡によって株式55%がアークサービスへ譲渡されることになり、売買金額は1000万円、譲渡予定日は2024年7月31日とされています。残る25%の株式をGFAが継続保有し、引き続き経営に関与する予定です。
フィフティーワンの概要
フィフティーワンは2008年に設立された運送事業会社で、チャーター便、貸切配送便、ハンドキャリー(緊急時に公共交通機関を使って手荷物として届ける)、倉庫保管、医療品輸送など多様な運送業務を担っています。売上高は11億7000万円にのぼり、幅広い輸送サービスを展開しているものの、現状では営業利益と純資産がマイナスであるため、今回の譲渡が経営改善への一歩となる見込みです。
譲渡価額・株式保有比率
譲渡価額は1000万円で、譲渡後はフィフティーワン株式の55%がアークサービスによって保有されます。GFAも25%の株式を保有し続けることで、引き続きグループとしての連携とフィフティーワンの経営に参画するとされています。アークサービスによるマネジメント力と資金力を活用し、経営基盤を強化する狙いです。
株式会社M&A Doのご紹介
株式会社M&A Doは、売り手から手数料を一切いただかない独自のサービスを提供しており、売主様の譲渡後の資産を最大化できることを強みとしています。企業の将来を見据えたM&A戦略のサポートと、売り手・買い手ともに納得できる条件でのマッチングを実現し、より良い企業価値の創出に注力しています。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。