GA technologies、資産運用アドバイザリー事業を営む企業を子会社化へ
GA technologiesは、資産運用に関するアドバイザリー事業を手がけるパートナーズ(東京都品川区。売上高43億9000万円、営業利益1億2600万円、純資産3億5100万円)の株式50.5%を取得し、子会社化することを決定しました。株式の取得価額は非公表で、取得予定日は2021年5月10日です。その後、6月1日付で株式交換を行い、パートナーズを完全子会社化する予定です。
背景と目的
GA technologiesは、不動産総合プラットフォーム「RENOSY」を通じて中古不動産の売買を中心に多様なサービスを提供しています。今回子会社化されるパートナーズは、資産運用に関するアドバイザリー事業を展開しており、GA technologiesの事業との親和性が高いと判断されました。これにより、両社のサービスを掛け合わせて相乗効果が期待されます。
不動産売買事業とのシナジー
RENOSYは中古不動産のマッチングを得意としており、投資用不動産の取引や管理など多岐にわたるサービスを提供しています。一方、パートナーズは投資家向けのコンサルティング機能を有しているため、両社のサービスを統合することで、投資家の資産を最大化するソリューションが期待できます。
事業拡大の意義
GA technologiesにとっては、中古不動産だけでなく資産運用のコンサルティング領域にもサービスが広がることで、新たな顧客層の獲得とビジネスチャンスの拡大につながります。また、パートナーズにとっても不動産に強みを持つGA technologiesとの連携により、顧客基盤を拡大しやすくなる利点があります。
今後の展望
株式50.5%の取得時点から2021年6月1日付での完全子会社化までの期間中、両社は顧客対応やサービス連携の具体的な計画を詰めていくとみられます。今回の子会社化は不動産投資、資産運用双方の強みを融合させる一手として、業界に大きなインパクトを与える可能性があります。
株式会社M&A Doのご紹介
株式会社M&A Doは、売り手から手数料を一切いただかないことを特徴としており、売主様の譲渡後の資産を最大化できることが強みです。M&Aの専門家が丁寧にサポートし、最適な譲渡スキームの実現をお手伝いいたします。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。