GA technologiesによるマーキュリーリアルテックイノベーターのTOBの概要

2023年16日、GA technologies社(以下、GAといいます)は、マーキュリーリアルテックイノベーター社(以下、マーキュリーといいます)を公開買い付け(TOB)によって子会社化すると発表いたしました。両社が保有する不動産データを組み合わせることにより、中長期的に「第3の収益の柱」として不動産データ事業の拡大を目指す狙いがあるとのことです。

マーキュリー側の対応と株主への方針

マーキュリーは今回のTOBに賛同の意向を示すと同時に、応募するか否かについては最終的に株主のご判断に委ねるという方針を決議いたしました。なお、TOB成立後も東証グロース市場への上場は維持される予定です。

買付価格・期間などの詳細

買付価格

1株当たり509円とされております。これは公表前営業日の終値である565円を9.91%下回る水準です。

買付予定数と対象株主

買付予定数は所有割合にして48.14%、具体的には134万4000株であり、上下限はいずれも同数となります。買付対象はマーキュリー社長の陣隆浩氏および同氏の資産管理会社JINXが保有する株式で、その他の株主からの買付は想定していないとのことです。

持株比率の変化

現在、マーキュリーの持株比率は陣氏が63.5%、GAが3.1%ですが、TOBが成立するとGAが54.5%、陣氏が12.1%となる見込みです。買付代金は約6億8400万円と公表されています。

買付期間と決済

買付期間は2024年7月17日から8月14日までの20営業日で、決済の開始日は8月21日とされています。なお、公開買付代理人はみずほ証券が務める予定です。

TOBの背景と狙い

GAとマーキュリーは、いずれも不動産に関する豊富なデータを保有しております。今回のTOBは、両社のデータを掛け合わせ、新たな付加価値を生み出すことで収益の拡大を図る目的があります。また、将来的には「不動産データ事業」をより強固な収益源とすることで、中長期的な企業価値向上が期待されております。

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