はじめに

Eストアーは、アパレル商品の企画・製造を手がける子会社のSHIFFON(東京都中央区。売上高64億4000万円、営業利益5億4700万円、純資産12億9000万円)の全保有株式80%を、同社取締役で創業者の西村健太氏が設立した新会社のSFN(東京都港区)に譲渡することを決定しました。今回の譲渡は、将来の上場を見据えて成長を加速させる狙いがあります。

SHIFFONの経緯

傘下に収めた背景

SHIFFONはもともと志風音として2004年に設立され、2022年8月にEストアーが傘下に収めました。EストアーのEC(電子商取引)のノウハウを生かし、アパレル事業の規模を拡大。効率的な経営手法を取り入れながら、事業成長を進めてきました。

譲渡に至る理由

SHIFFONの将来的な上場を視野に入れつつ、より機動的な意思決定が可能な体制を整えるため、Eストアーは創業者の西村氏からの株式取得の申し出に応じることを選択しました。所有と経営を一致させることで、事業スピードの加速を図る狙いがあります。

譲渡条件と日程

株式譲渡価額

譲渡価額は30億4700万円で、SHIFFONの全保有株式の80%をSFNに譲渡します。経営リソースを集中して今後の成長戦略を推進していく方針です。

譲渡予定日

譲渡予定日は2025年3月1日となっています。譲渡後はSHIFFONとSFNの新体制のもとでさらなる事業拡大に期待がもたれています。

新会社SFNの役割

SFNは西村氏が設立した新しい会社で、SHIFFONの成長を大きく後押しする存在となる見込みです。迅速な意思決定を可能とし、経営リソースを効果的に配分することで、SHIFFONの成長ポテンシャルを最大化します。

株式会社M&A Doのご紹介

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