DDホールディングス、米国ハワイの飲食子会社を譲渡

DDホールディングスは、米国ハワイで飲食店を経営する子会社「Diamond Dining International Corporation(DDIC)」の全株式を、DDIC社長であるHIRONORI MICHAEL NISHI氏に2023年◯月◯日付で譲渡いたしました。

譲渡の背景と理由

新型コロナウイルス感染拡大が長期化する中、飲食業においては観光客の減少や営業規制など、事業を取り巻く環境が厳しさを増しております。DDICの早期業績回復の見通しが低いと判断したDDホールディングスは、海外飲食事業から撤退することでリスクを抑制し、経営資源を国内事業に集中させる方針を選択しました。

譲渡価額

譲渡価額は約500万円です。これは、DDICが厳しい事業環境に直面する中でも、事業継続の意思を持つ現地トップマネジメントに経営を委ねるために設定されたものと考えられます。

DDIC設立からこれまでの経緯

DDホールディングスは2011年、海外での飲食事業展開を目的にハワイにDDICを設立しました。その後、現地企業の取得を通じて事業を拡大。しかし、現地での競合環境や取得時の想定を下回る業績が続いていたことに加え、新型コロナウイルス感染拡大に伴うロックダウンや入国規制などの影響によって売上が大きく落ち込み、さらなる業績悪化を余儀なくされていました。

今後の展望

DDホールディングスは今回の譲渡により、海外飲食事業から撤退し国内事業への経営資源の集中と安定化を図る方針です。DDICについては、譲渡先であるDDIC社長のもとで、ハワイに根ざした新たな戦略のもとで事業の再建・立て直しに注力していくものと見られます。

株式会社M&A Doについて

株式会社M&A Doは、売り手から手数料を一切いただかず、売主様の譲渡後の資産を最大化できることを強みとしているM&Aの専門会社です。譲渡に関する情報収集から戦略的アドバイス、交渉サポートまで、専門家の視点からお手伝いをさせていただきます。