Chatworkによるミナジンの子会社化について

Chatworkは、中堅・中小企業向けに労務アウトソーシング業務を手がけるミナジン(大阪市)を完全子会社化することを決定しました。ミナジンは1976年に設立され、労務のアウトソーシングを中心に事業を展開しています。今回の子会社化により、Chatworkは主力のビジネスチャット「Chatwork」のサービスをさらに拡充し、「スーパーアプリ化」に向けた給与計算や勤怠管理などの人事労務領域を取り込む狙いです。

取得の背景と目的

Chatworkは「Chatwork」を軸としたビジネスコミュニケーションの効率化を進めてきました。今後は給与計算や勤怠管理など、人事労務に関するアウトソーシング機能を追加することで、より幅広い業務を一元的に管理できるようにし、ユーザーの利便性を高めることを目指していると考えられます。

ミナジンの概要

  • 設立:1976年
  • 所在地:大阪市
  • 事業内容:中堅・中小企業向けの労務アウトソーシング業務
  • 売上高:4億8100万円
  • 営業利益:△5700万円
  • 純資産:△3億1600万円

取得価額と今後のスケジュール

今回の取得価額は6億1000万円とされています。取得予定日は2023年1月31日を予定しており、その後3年間の業績達成度合いに応じて最大4億円の追加支払いが発生する契約内容となっています。この追加支払いにより、ミナジンの事業成長度合いと成果に応じて対価が変動する仕組みとなっています。

今後の展望

ミナジンは労務のアウトソーシングを得意としているため、Chatworkのスーパーアプリ構想において、人事・労務領域の強化が期待されます。今後は両社のノウハウを組み合わせることで、ビジネスチャットを起点にあらゆる業務を一括管理できるサービスの拡充が進む見通しです。結果として、中堅・中小企業向けサービスの利便性とユーザー満足度がさらに高まることが予想されます。

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