BASEによるwant.jpの株式取得について
BASEは、越境EC(電子商取引)事業を手がけるwant.jp(東京都港区。売上高19億3000万円、営業利益△4億2300万円、純資産△4億5200万円)の株式94.2%を取得し、子会社化することを決定いたしました。これにより、BASEが提供する越境EC機能がさらに強化され、ショップオーナーの販路拡大を支援することを目指します。
want.jpの事業内容
want.jpは2018年に設立された企業で、世界中のローカルな販売網を生かしてあらゆる日本商品を日本と同等水準の価格で販売し、海外のどこにでも送料無料で3日以内に届ける仕組みを構築しております。
取得の概要
BASEはwant.jpの株式を1億450万円で取得し、取得予定日は2024年8月9日となります。計画では残りの5.8%の株式について、2028年2月に追加取得する予定となっており、その2回目の取得価額は最大6億5000万円とされております。
今回のM&Aの目的と期待効果
越境EC機能の強化
BASEが持つ越境ECサービスとwant.jpの物流・販売網が組み合わさることで、ショップオーナーにとってより魅力的な越境EC機能が提供されることが期待されます。
グローバルでの販路拡大
want.jpの強みである海外販路の構築や高速配送のノウハウが活用されることで、BASEに出店しているショップオーナーのグローバルな販路拡大が見込まれます。
シナジーによる事業成長
BASEとwant.jpの連携によるサービス向上や新規顧客の獲得が期待でき、両社の事業拡大に大きく寄与する可能性があります。
株式会社M&A Doのご紹介
株式会社M&A Doは、売り手から手数料を一切いただかないことを特徴とし、売主様の譲渡後の資産を最大化する支援を強みとしております。M&Aに関わる多様なニーズに柔軟に対応し、円滑な事業承継や資産活用をお考えの方をサポートしております。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。