AREホールディングスとレナタスの統合について
AREホールディングスは2023年7月にアサヒホールディングスから社名変更した貴金属リサイクル・産業廃棄物処理大手であり、全国をカバーする事業体制を確立しています。今回、国内投資ファンドのJ‐STAR系列で複数の産業廃棄物処理会社を傘下に置くレナタス(東京都千代田区)と統合することで合意したと発表しました。
統合の概要
レナタスを完全親会社、ジャパンウェイスト(AREホールディングスの中核子会社)を完全子会社とする株式交換を、2024年3月末に実施します。AREホールディングスは新設会社を通じて株式交換後のレナタスの株式32%を保有する予定です。
また、AREの東浦知哉社長がレナタスの会長に、ジャパンウェイストの中西広幸社長がレナタスの取締役に就く予定となっています。
ジャパンウェイストの事業実績
ジャパンウェイスト(旧アサヒプリテック)は全国をカバーする産廃処理・リサイクル事業を展開しています。2023年3月期の業績は売上高2765億円、営業利益174億円を達成しました。
レナタスが首都圏や中部、近畿、北陸に持つ処理施設との一体化により、産廃処理・リサイクル業界のリーディングカンパニーを目指します。
レナタスの概要
レナタスは、産廃処理を手がけるシンシアホールディングス(東京都千代田区)、新日本開発ホールディングス(兵庫県姫路市)、ハリタ金属(富山県高岡市)などを傘下に抱える持ち株会社です。今後、株式の上場を計画しています。
追記事項:株式交換比率
2024年2月29日に、株式交換比率がレナタス:ジャパンウェイスト=1:0.090913243389537で、ジャパンウェイストの普通株式1株に対してレナタスの普通株式0.090913243389537株が割り当て交付されると発表されました。
株式会社M&A Doについて
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株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。