AGCのロシア撤退完了について

AGCは、ロシアで事業展開していた傘下2社の譲渡が2023年10月27日付で完了し、同国から完全に撤退したと発表しました。これにより、AGCはロシアにおける事業を完全に整理した形となります。

譲渡完了の背景

AGCがロシア事業を譲渡した背景には、世界情勢の変化や地域リスクへの対応が考えられます。グローバルに事業展開している企業として、地域ごとのリスクマネジメントを徹底し、会社の隅々まで最適な体制づくりを行うことが急務となっていました。

譲渡の対象企業と業績

今回譲渡の対象となったのは、建築・自動車用ガラスの製造・販売を手がける「AGC Bor Glassworks JSC(ニジニ・ノヴゴロド州。売上高146億円)」と、建築用ガラス製造・販売の「AGC Flat Glass Klin LLC(モスクワ州。売上高195億円)」の2社です。

譲渡価額と非公表の理由

これら2社の譲渡価額は非公表とのことです。近年の国際情勢や企業間取引の機密性を踏まえ、正式な金額の開示を見合わせているものと推測されます。

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