ADEKAによる日本農薬の連結子会社化について

ADEKAは、日本農薬を連結子会社化すると発表いたしました。具体的には、TOB(株式公開買い付け)と第三者割当増資の引き受けを通じて、現在24.21%の所有割合を51%に引き上げる方針です。なお、日本農薬の上場(東証1部)は維持されます。

TOBの概要

まずADEKAは、TOBによって1205万6049株(所有割合18%)を追加取得し、これまでの保有分と合わせて42%の所有割合を確保する計画です。TOBの買付価格は1株900円で、TOB公表前日の終値に対して34.33%のプレミアムが加えられています。買付代金は約108億5000万円、買付期間は2018年8月22日から9月19日、決済の開始日は9月27日です。

第三者割当増資の受け入れについて

TOB後に、ADEKAは第三者割当増資を引き受けることで日本農薬の所有割合を51%まで引き上げる計画です。第三者割当増資の払込金額は1株670円、総額約80億円で、払込予定日は9月28日とされています。

ADEKAが狙うライフサイエンス分野

ADEKAはこれまで、樹脂添加剤や化学品、食品などを主力事業として展開しておりましたが、ライフサイエンス分野を第4の柱と位置づけております。日本農薬は、ADEKAの前身である旭電化工業の農薬部門を母体として設立されたこともあり、かねてより緊密な関係にありました。しかし、現在の持ち株比率(持ち分法適用会社)ではライフサイエンス事業をスピーディーに発展させるには不十分と判断し、連結子会社化に踏み切ったという経緯がございます。

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