事例の概要
本事例は、A.Cホールディングスが不動産投資会社である箱根山松苑(神奈川県箱根町)の社員持ち分99%と債権を取得し、子会社化することを決議したものです。箱根山松苑は2012年に設立され、販売用不動産を所有しており、今後は売却によって収益をあげることを目指します。
取得の目的
A.Cホールディングスは不動産の仕入れを目的として、箱根山松苑の社員持ち分99%と債権を取得します。今回の取得先は英領ヴァージン諸島の資産管理会社であるダイナミックビュー・インターナショナル・リミテッドです。A.Cホールディングスは不動産の仕入れにより、今後売却を通じて利益を上げることを狙っています。
取得価額と日程
社員持ち分の取得価額は約4億円、債権の取得価額は約10億円となっています。取得予定日は2014年2月14日です。
箱根山松苑の概要
箱根山松苑は神奈川県箱根町で不動産投資を行っており、2012年に設立されました。売上高は約3500万円、営業利益は約3200万円、純資産は0円とされています。保有する販売用不動産を活用し、業績拡大を目指していました。
今後の展望
A.Cホールディングスは、今回の持ち分取得を通じて箱根山松苑が保有している不動産を売却することで、今後の収益拡大を図ります。不動産投資会社としての専門性を活かし、投資効率の向上と企業価値の向上が期待されます。
株式会社M&A Doのご紹介
株式会社M&A Doは、売り手から手数料を一切いただかず、売主様の譲渡後の資産を最大化できることを強みとするM&A仲介会社です。豊富な経験と幅広いネットワークを活かし、最適なスキームを提案しながら皆さまの事業承継や企業売却をサポートいたします。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。