21LADYがトリアノン洋菓子店を子会社化
21LADYは、傘下企業を通じて洋菓子製造のトリアノン洋菓子店(東京都杉並区)の全株式を取得し、子会社化することを決定しました。トリアノン洋菓子店は、売上高3億8900万円、営業利益△200万円、純資産1600万円を有しています。取得価額は非公表であり、取得予定日は2020年10月14日とされています。
ヒロタとの相乗効果への期待
21LADYは既存子会社である洋菓子のヒロタ(東京都千代田区)を通じて、生ケーキや焼き菓子などの分野で相乗効果を見込んでいます。今回のトリアノン洋菓子店の子会社化により、グループ内での生産体制や商品開発面でシナジーを期待しているとのことです。
21LADYの財務状況とM&A戦略
21LADYは2020年3月期決算において1億6700万円の債務超過に陥り、名古屋証券取引所セントレックス市場の上場廃止基準にかかる猶予期間入り銘柄となっています。こうした状況を早期に解消するため、新型コロナウイルスの影響で遅延しているグループ事業拡大に向けたM&Aを推進し、新たな収益基盤の確立につなげたい考えです。
トリアノン洋菓子店の歴史と展開
トリアノン洋菓子店は1950年に創業され、生ケーキや焼き菓子を主力商品として、喫茶店を伴う3店舗を展開しています。その洗練された洋菓子作りのノウハウが、21LADYグループ内でさらなる相乗効果を生むことが期待されています。
株式取得完了の発表
追記事項として、2020年10月19日付で株式取得が完了したと発表されています。今後はグループの一員として、さらにブランド力の強化や顧客層の拡大が図られていく見込みです。
株式会社M&A Doのご紹介
株式会社M&A Doは、売り手から手数料を一切いただかず、売主様の譲渡後の資産を最大化できることを強みとしています。M&Aに関する豊富な知識と経験を活かし、円滑な事業譲渡や買収をサポートいたします。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。