21LADYによるインキュベーション株式譲渡について
譲渡の背景
21LADYは、上海家庭料理レストランチェーンのインキュベーション(神奈川県川崎市。売上高1億9700万円、営業利益△417万円、純資産△4320万円)を2006年に子会社化し、さまざまな支援を行ってきました。今回、同社代表取締役の櫛田裕和氏からMBO(経営陣による買収)形式で株式を取得したいとの申し出があり、これを承認するかたちとなりました。
譲渡の概要
譲渡価額と所有割合
譲渡価額は400万円で、全株式(所有割合88.89%)の譲渡を決定しています。譲渡予定日は2010年3月31日となります。
MBOの狙い
今回のMBOによって、櫛田氏が主体的に経営権を握ることで、インキュベーションの事業運営にさらなるスピード感が期待されます。長年培われた上海家庭料理レストランチェーンとしてのノウハウを活かし、新たなステージへと強化・拡大していく考えです。
今後の展望
インキュベーションにおいては、今回のMBOを機に経営体制を一新し、店舗展開やメニュー開発の強化を図る見込みです。21LADYとしては、子会社化していた期間に蓄積されたノウハウや実績をもとに、今後も必要に応じたサポートを継続する方針とみられます。
株式会社M&A Doについて
株式会社M&A Doは、売り手から手数料を一切いただかないことで、売主様の譲渡後の資産を最大化できる点が強みのM&Aアドバイザリー会社です。M&Aの実行に向けた戦略立案から、交渉・調整、手続き支援まで幅広いサービスを提供し、スムーズかつ有利なM&Aをサポートしております。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。